介護士オズパパ

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キツいだけとは言わせない❗️特養介護士が伝える良い所【厳選】

皆さんこんにちわ。

特養介護士のオズです。

今回は特別養護老人ホームに働いてみてキツいだけじゃなくいいところもいっぱいあるんだよ!と言うことを伝えるため立ち上がりました。

 

皆さんが特別養護老人ホームについて疑問に思っている所を上げるとすれば

1.そもそも特別養護老人ホームとは?

2.仕事内容は?

3.どれくらい肉体労働があるの?

4.特養で働くメリット・デメリットは?

 

こういったものが挙げられそうですね。

 

そのため今回はいいところを含めて特養とはどういったところかを知識として皆さんにお伝えできればと思います♪

 

 

介護業界に適している人の特徴

・子供が自立して時間が余っている

・誰かの役に立ちたい人

・聞き上手な人

・介護スキルを身につけたい人

 

上記の特徴だけではありませんが私の周りにいる職員さんは同じような特徴を持っていることが多いです。

 

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特別養護老人ホームとは?

特別養護老人ホームは、在宅での生活が困難になった要介護の高齢者が入居できる公的な「介護保険施設」の1つで、「特養」との呼称が一般的です。

民間運営の有料老人ホーム等に比べ低い料金であることが魅力ですが、要介護3以上の方しか入居できないなど、条件が厳しく設定されています。

施設ごとに平均的な介護度があるため、施設に面接した際にはそこの平均的な介護度(要介護3〜5)がいくつなのか聞いてみてもいいかもしれないです。

ちなみに私の施設は平均的な介護度は3.8と教えてもらいました。

特養は、入居待機者が多く入りづらいことで有名でしたが、入居要件が厳しくなったため、現在の入居難易度は地域により昔に比べ入りやすくなったところもあります。

 

 

仕事内容は?

特養ではシフト制が基本で

早番

日勤

遅番

夜勤

があります。

 

早番

7時 出勤

 ⇩

8時 朝食

 ⇩

9時 排泄

 ⇩

10時 お茶出し水分補給

 ⇩

11時 体操

 ⇩

12時 昼食

 ⇩

13時 排泄

 ⇩

14時 レク等フリータイム

 ⇩

15時 おやつと終わり次第排泄

 ⇩

16時 業務終了

 

日勤

9時 出勤排泄

 ⇩ 以下16時までは早番業務と同じ

16時 居室整理

 ⇩

17時 夕食準備

 ⇩

18時 業務終了

 

遅番

11時 出勤

 ⇩ 以下18時までは日勤業務と同じ

18時 夕食

 ⇩

19時 片付けのあと排泄

 ⇩

20時 業務終了

 

夜勤

16時 出勤

 ⇩ 以下20時までは遅番業務と同じ

20時から2時間ごとに巡回

 ⇩ 

23時 排泄介助

 ⇩

4時 排泄介助・最終巡回

 ⇩

5時 起床準備

 ⇩

6時 起床

 ⇩

7時 朝食準備

 ⇩

8時 朝食

 ⇩

9時 朝礼申し送り終わり次第業務終了

 

肉体労働はどれくらい?

特養で僕が肉体的にきついと感じる部分

・オムツ交換、トイレ介助

・移乗

・入浴介助

 

オムツ交換、トイレ介助

私のいる特養ではリハビリパンツの利用者様とオムツの利用者様は半分半分くらいでいるため定時のトイレ誘導からオムツ交換に入ることが多いです。トイレを介助では便座に座らせる際に腰を持ち上げることが必要な場合があり、大変に感じます。

オムツ交換では、利用者様に左右に向いていただく必要があるため向けない方は向いてもらうための介助が必要になります。これは少しの肉体労働で済みますが、毎日大人数の向きを変えるため手首などに注意しないと痛めてしまいます。

時間と経験を重ねれば自然と自分に合ったやり方が見つかると思うので最初は大変ですが慣れると全然苦じゃなくなります。

 

移乗

移乗とは文字通りベット→車椅子、車椅子→ベット、車椅子→トイレなど乗り移ることです。

私が働いた当初つまずいたのが移乗でした。

病気の影響で身体の片方が麻痺した利用者様を車椅子に移乗する際に体を起こさなければならないのですが、麻痺がある方はうまく力が入らないため介護士か支えなくてはなりません。

支える介助がうまくできないと自分ばかりに負荷がかかり体を壊してしまいます。

こればかりは、慣れるまでに時間がかかりましたしうまく移乗するためのコツをつかむのに苦労した覚えがあります。

僕は慣れるまでは他の先輩方についていてもらって指導をお願いしてました。

 

入浴介助

これは、施設で働く職員さんなら分かると思いますが夏場の入浴介助は地獄です💦

利用者さんは入浴後に体温が急激に変化してしまうとヒートショックを起こしてしまいます。

もちろん高齢者だけに言えることではありませんがやはり年齢を重ねている分、その危険性は高いと言えるためできる限りお風呂場の温度と変化がないようにしなくてはなりません。

そのためとてつもなく暑いです。

水筒を忘れずに用意しときましょう。

 

特養で働くメリット・デメリットは?

特養で働いているともちろんメリット、デメリットがあることは確かです。

特養では世間のイメージとして肉体労働がつらくて大変そうというデメリットの部分だけ多く出回っておりメリットの部分をなかなか見てもらえないのが現状です。

メリットもいっぱいありますよー‼️

 

メリット

オールラウンダーな技術が身につく

平日休みが多い(不定休)

自分の意見が伝わりやすい

充実した待遇

 

オールラウンダーな技術が身につく

私が介護の業界に入るときにおすすめされたのが特養でした。

おすすめの理由としてまず、いろんな身体状況の方がいるため対応や介助方法など幅広い知識を身につけることができます。

特養は高い介護度の利用者様が多いため、寝たきりの利用者様も少なくありません。

介護度が比較的低い方から高い方まで入居しているためオールラウンダーな介助方法が身に付きます。

 

平日休みが多い(不定休)

特養はシフト制で定休日がありません。パートさんが土日休みが多いため必然的に常勤が土日をまわすことになり平日休みとなります。

最初は土日休みがなくなることがつらいと感じておりましたが慣れると平日休みの方が楽に感じます。

平日であれば土日混雑しているお店に並ばずに入れたり、有名な某遊園地に待ち時間なく乗り物に乗れたりします。

 

自分の意見が伝わりやすい

私の施設では職員を管理するリーダー

リーダーを統括する主任

その上に相談員やケアマネがいます。

同じ施設内にいるため問題があるときなど現場の職員がリーダーに相談するとすぐに相談員やケアマネに相談できる環境が整っており安全で安心なケアができる要因となっています。

 

充実した待遇

特養は社会福祉法人や地方自治体が運営しているため、基盤がしっかりしています。
民間企業と比較すると倒産リスクが低く、安定して働けるのが大きなメリットです。

収益も安定しているので、ほかの介護施設よりも給与が高い傾向にあります。
賞与や各種手当などの待遇が整えられているところも多いようです。

 

デメリット

・ある程度のスキルを求められる

・休みの予定が合わない

・肉体労働が大変

 

ある程度のスキルを求められる

特養は介護度が3以上の方が暮しているため寝たきりの方が多いのも特徴です。

そのため色々な介助方法など職員と利用者様の両方が安全な介助方法を考えなくてはなりません。

最初からある程度の知識やスキルがないと難しい部分も多くあるためため介護職に入職する場合は介護職員初任者研修の資格取得をおすすめします♪

 

 

休みの予定が合わない

平日休みが多い分、家族との行事や友達と遊ぶ予定などが全く合わなくなります。

同じ職業の友達が多ければ気にならないと思いますが土日休みの友達が多い人はなかなか予定が合わずに苦労します。

でもシフト制なので希望に応じて休みを申請すれば土日でも予定を合わすことができます。

 

肉体労働が大変

やはり毎日オムツ交換や移乗など繰り返し行うため肉体的にも大変です。

特に女性では男性を移乗する際に自分よりも重い男性利用者様を支えなくてはなりません。

工夫すればできる場合もありますが、無理する方も多いため注意が必要です。

うちの施設では必ず男性職員も手伝うよう決まりがあるため女性職員さんは安心して介助できています。

このように無理そうなことは相談して解決する流れがすぐにできる体制が整っているのも特養のいいところだと感じます。

 

最後に

特養は特に介護度が平均よりも高い方が多く肉体労働は避けられないと思います。しかし、問題を解決するための体制が整っていたり働きやすいように周りが協力してくれるのも特養のいいところだと思うので介護に少し興味あるという方は特養勤務をおすすめします。職場の環境や介護に希望を持ち少しでも介護業界に長く勤められる人材を募集しています。私と一緒に頑張ってみませんか?