介護士オズパパ

介護・節約・子育て

【介護士が答えます❗️】初任者研修の資格は役に立たない?

 

皆さんこんにちわオズパパです👨

 

私は特別養護老人ホームの介護士として働いて数年経ち、来年介護福祉士の資格取得に向け頑張っています。

 

さて今回は、とあるSNSでたまたま発見したのですが介護士として働くための登竜門である介護職員初任者研修の資格がなんの役にも立たないという厳しいことが書かれていました。

 

そこで、実際に介護士として働くために初任者研修の資格を取った私が本当に役に立たないのかお答えしたいと思います。

  • 介護職員初任者研修を取るか迷っている
  • 本当に役に立つのか
  • 資格がないと働けないのか
  • なぜ役に立たないと言われるのか

この記事を読んで、こういった疑問など細かく回答していきたいと思います。

 

介護職員初任者研修とは?

介護職員初任者研修は、訪問や在宅に限らず、介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得する研修です。

この資格を持つことで、介護職としてのキャリアがスタートし、正社員に限らずパートなどのさまざまな働き方で活躍することができます。

最近では、家族を介護するために初任者研修の資格を取得する人も増えているようです。

 

最低限何の資格を取ればいいのか

介護の仕事をする上で私が最低限取った方がいいと思うのは初任者研修です。

初任者研修とは上で書かれている通り介護の基本となる知識と技術が身に付きます。

そのため、介護の知識や技術が多少なりとも学習していれば教わった時に理解しやすくなる傾向にあります。

麻痺がある方に対して杖歩行の介助はどちら側につけばいいのか、麻痺がある人にはどうやって更衣させてあげればいいのかやはり予め少しでも勉強していないとすぐにはできません。

私の経験上、最低でも初任者研修は取っておいて損はないと思います。

 

他にも資格は?

介護の仕事には他にも資格があります。

初任者研修の資格以外には何があるか細かく紹介したいと思います。

 

介護福祉士実務者研修

実務者研修は、介護福祉士国家試験を受験するためには、必ず受講しなければならない講座です。

試験を受験するためだけではなく、介護の技術の向上を図ることでより良いサービスを提供するために、実践的な知識と技術の習得も目的としています。

介護職員として働くうえで必要な介護過程の展開や認知症等について学ぶことができ、介護の専門家として生涯働き続けるためのスキルを磨くことができる講座です。

私は現段階で実務者研修までの資格は取得しています☺️

 

介護福祉士

介護福祉士は、国家資格です。

介護福祉士の資格を取得していれば介護の職場では重宝され、仮に転職したとしても最初からある程度の役職について働くことができます。

同法第2条第2項において『介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者をいう。』と位置づけられています。

介護福祉士資格は、介護を必要とする方々のさまざまな生活行為・生活動作を支援し、支える知識と技術を有する介護の専門資格として認知されています。

 

社会福祉士

社会福祉士も、介護福祉士と同じく国家資格です。

社会福祉士は、福祉の相談援助に関する高度な専門知識・技術を有し、福祉や医療の相談援助の場において重要な役割を担っています。

介護福祉士と社会福祉士の違いとしては、介護福祉士の仕事が高齢者の身体介護と生活援助であるのに対して、社会福祉士はさまざまな年代の方から相談を受け、助言や指導を行います。

イメージとしては介護福祉士はご高齢の方を対象にデイサービスや訪問介護、入所型の介護施設で働くことが可能です。

社会福祉士は年齢はあまり関係なく障害者支援施設や地域包括支援センター、児童福祉施設などで働くことが可能です。

 

介護支援専門員(ケアマネージャー)

例えば、ご家族の誰かが介護のサービスを受ける必要が出てきた際にケアマネージャーにお世話になると思います。

介護の資格の中で1番知名度が高い資格がケアマネージャーです。

ケアマネージャーは、正式名称を「介護支援専門員」といいます。

介護や支援を必要とする方が、介護サービスを円滑に利用できるようにサポートするのが仕事です。

どのようなサービスがあるのか身体状況によっても変わるためそういった説明をしてくれるケアマネージャーの方もいらっしゃいます。

具体的には、要介護者や要支援者の心身状況に応じて、訪問介護やデイサービスといった介護サービスを受けられるようにケアプランを作成します。

ご利用者のニーズは常に変化するので、要望とケアプランをすり合わせ、適切な介護サービスを提供できるよう、継続的にご利用者と関わるのが特徴です。

また、ケアマネージャーは市町村・サービス事業者・施設などとの連絡調整も行うため、介護現場において重要な役割を担っている職種といえます。

デイサービスやショートステイ、特別養護老人ホームなど介護のサービスを提供している業種では必ず担当するケアマネージャーがついています。

私の特別養護老人ホームでも2人ケアマネージャーが在籍しています。

 

資格がないと働けない?

結論から申し上げると決してそんなことはありません。

資格がなくても働けます。

昔は資格がないと面接すらさせてくれないところが多かったようですが、現代では介護士の人員不足もあり無資格でも積極的に採用している企業も多くなってきました。

また、働きながら資格取得の支援をしてくれる会社もあるため無資格でも介護の業界で働きたいと思う意思がある人は積極的に申し込んでみましょう☺️

 

役に立たないと言われる理由

私がSNSで見たのが初任者研修の資格は取ったが働いてみて役に立たなかった…。とのこと。

私は今の施設で働く時には初任者研修の資格を取得してから面接を受けて内定をもらい働き始めましたが働いてみて役に立たないと言われている理由がなんとなくわかった気がします。

  • 無資格から働いて資格取得支援を受けた方が得だから
  • 施設のやり方によって学んだものが活用できないから

この2点が挙げられると思います。

 

無資格から働いて資格取得支援を受けた方が得だから

まず、私は初任者研修を受ける時に少し躊躇しました。

1番の理由として受講料が高額だったことです。

金額は約80,000円と求職中の私には痛すぎる出費でした…。

資格取得支援といっても企業によって様々で、私の施設は2万円の補助があり、資格取得支援に力を入れている企業では全額負担してくれることもあります。

結果、就職する前に資格を取っても役に立たないと言われる要因として挙げられるのかもしれません。

 

施設のやり方によって学んだものが活用できないから

これは私もすごく感じたことですが、私の施設でもその施設で積み上げられた介助方法や支援があり初任者研修で習ったことと相違することがありました。

例であげてしまえばベッドメイキングの際、折り目を三角に足側の折り目を四角にと習いましたが入職してからすぐにそんなことは忘れていいと先輩から言われました💦

時間がないからそんなことしてる暇はないと…。

最初は違和感を感じましたが結局は、働く施設によってもやり方が違うのでそこのやり方に従うのが得策だと思います。

そういった部分は介護サービスによって多々あると思いますので習った方を実践するのか施設のやり方で行うのか自分で取捨選択するのをお勧めします。

 

結局のところ役に立つ?立たない?

結局のところ役に立つのか立たないのか気になると思います。

私が結果として言えるのが…。

役に立ちます‼️

やはり施設のやり方によって習ったところが活用できなくても介護の基本的な考え方などは、働く前にあらかじめ予習しておいて問題ないからです。

もちろん介護の現場では教科書で習ったことと相違している部分が多々ありますが、介護とはどういったものなのか考え方や利用する方の尊厳を守るためにもどういった介助方法があるのか、逆に教科書にしか載ってないところもあるため役に立たないとは一概には言えないのです。

しかし、絶対に資格を取得してから働いた方がいいとは思いません。求職中の金銭的な余裕もそうですし、なんらかの理由で働いてからの方がいい場合もあるため最終的な判断は皆さんにお任せします♪

最後に

皆さんが思う介護の業界では想像と実際に働いてみてイメージが覆されることがたくさんあります。

もちろんすごく大変なこともありますし泣きたくなるような失敗もしてきましたが、私は介護の業界で働いている自分に誇りを持っています。

利用者さんが喜んでくれたり笑顔になってくれた時、やっててよかったと感じることもたくさんあるのでそういった部分にやりがいを感じることができました。

皆さんも介護の業界で働くなら大変な部分だけに目を向けるのではなくやりがいとなる部分を見つけ出して働いてみてください。

資格取得に向けて頑張っている方を私は応援しています☺️

 

他にも、関連関連記事として介護の記事をいくつかあげてますのでよろしければご覧ください☺️

oznomagic.com