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薄給でも生活できる?介護士の給料事情を公開!

皆さんこんにちわオズです。

私は特養勤務の介護士ですがかれこれ3年ほど経ちました。

特養はイメージ的にあまり良くない印象です。私も働くまではあまり良くないイメージを持っておりました。

身体的にも精神的にも苦労が多い介護士ですがその中でも労働時間に対しての給料が見合ってないのではないか…。という疑問がありました。

 

そこで今回はズバリ特養に勤めている私が給料事情を細かく公開しちゃいます!

 

皆さんのイメージとして

・給料が少なそう

・介護士では生活できなそう

・手当はしっかりもらえてる?

・福利厚生は充分?

・ボーナスなんて雀の涙でしょ…。

 

が当てはまりそうですね。

あながち間違ってはおりませんが特養介護士として介護に興味がある方に向けてババンと公開して、高い低いは皆さんの判断にお任せしますよ…💦

 

 

 

 

お給料はどれくらい?

基本給は?

特別養護老人ホームに勤めている私が例として挙げるのであれば16万5千円です。

私が勤めるときには介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー二級)という資格を持っておりました。

恐らく、資格や年齢の部分でも金額が変わることもあるとは思いますがハローワークの求人に載っていた金額としては安くて15万から高くて18万程でした。

高くてもいいというわけではなく手当やボーナスなど色々と加算されるため基本給で見るのではなく総額で見るようにしましょう。

ただ、ボーナスは基本給にかかるので基本給と手当が高ければなおよし⭕️

 

賞与昇給

賞与は介護業界では年2回の合計2ヶ月分が多いように感じます。多いところは年2回の合計4ヶ月分くらい出しているところもあるようです(滅多に見ない…)。

私の施設は年2回の合計3ヶ月(1.5カ月×2)が支給となっており少しだけ高い水準です。

昇給は本当に私の施設では微々たるもので中途で入ったため初年度は上がらず翌年から2千円が上がり、昨年上がったのが1700円です…。

いや、昨年の方が努力したのになんで下がってんねん…。

本当に昇給については謎が深まるばかりですね。

 

手当一覧

あくまで私が働く施設での手当金額となるためか必ずしも以下の金額がもらえるとは限りません。そのため、参考程度に見てもらえれば嬉しいです。

通勤手当

車で片道5キロほど通勤しているため通勤手当が出ています。

4千円しか出ておりません…。ガソリン代も払えません💦

中には、車通勤を許可していない場合もあるためしっかりと確認しておきましょう。

扶養手当

私には扶養している妻がいるため、1万円の手当が出ています。

相場は5千円から1万5千円が多いようです。

別の名称で家族手当として支給しているところもあるようです。

住宅手当

私の場合は2万円が支給されています。

これは賃貸で借りている場合になりますが2万円から3万円のところが多いです。

ですが施設によっては賃貸の借りている金額によっても手当の支給額が変わるため注意が必要です。

夜勤手当

これは夜勤をやる場合に手当がつきます。

私の場合は8千円です。

平均的には一回あたり8千円から1万円となります。

夜勤はだいたい月に4~5回ありますので32,000円~50,000円の手当がつく計算となります。

資格手当

資格を保有しているかしていないかで手当の金額が変わってきます。

実際に手当でもらえる、もらっている金額と【平均的な相場】を載せておきますので参考にしてください。

資格の難易度や取得費用・期間については機会があればご紹介したいと思います。

 

介護職員初任者研修

3千円

【平均3千円から5千円】

 

実務者研修

5千円

【平均3千円から8千円】

私は実務者研修修了までしか持っていないため次に目指すのは介護福祉士になります。

介護福祉士は国家資格となりますので資格手当もここら辺から高くなります。

 

介護福祉士

1万円

【平均1万から1万5千円】

 

介護支援専門員(ケアマネジャー)

1万5千円

【平均0円から1万5千円】

 

処遇改善手当

3万円

この手当の金額は施設やサービスによってもバラバラで相場などの算出ができません。

ですので支給されている金額を載せておきます。

 

 

処遇改善手当とは?

処遇改善手当は介護職員の賃金改善と雇用の安定化を目的に設けられた制度です。

この手当は処遇改善加算としてさまざまなサービスを利用した際にサービス料金に上乗せして請求され、それにより得た収入を介護職員へ還元するものとなっています。

お給料の全体を見て処遇改善手当と夜勤手当が付かないと生活していくのもままならない状態です。

私も多い時に8回夜勤を行いましたがその数ヶ月は地獄のような大変さを感じました。

お給料を高い水準で保つには夜勤を多めに入らなければなならず、身体的にも辛いことが多いです…。

 

支給対象

処遇改善加算は介護職員の賃金改善のために設けられたものですので、その支給の対象者も介護職員と定められています。

この介護職員とは、デイサービス、入所施設などで直接介護にあたっている職員になり、この場合資格の有無は問いません。

しかし介護職以外の、例えば栄養士や理学療法士など、他の職種に従事している場合は支給の対象外となります。

また、直接介護を行わない管理者やケアマネジャー、サービス提供責任者も支給の対象とはなりません。

あくまで直接介護を行っている者に対しての支給となり、そういう意味では正規職員やパートなどの雇用形態は関係なく、支給されることになります。

実際の現場では管理者や相談員・看護師などが介護を兼務している場合があります。

その場合は、サービスごとの指定基準上、兼務が認められており、職員配置が必要以上されている場合は処遇改善手当の支給対象となります。

 

 

福利厚生・待遇

ここからは支給額、差し引きされる金額も各々となりますのでどういった待遇があるのかだけざっとご紹介します。

各種保険

厚生年金、雇用保険、所得税、住民税

 

各種慶弔金支給

結婚手当、出産手当、忌引手当等

 

退職金制度

退職する時にもらえますがどれくらいの勤続年数でもらえるのかは企業によって違います。3年のところもありますが5年も割と多い気がします。

 

資格取得支援制度

介護職に勤める中で一番のメリットはこの制度があることです。まず、この制度を受けることによって通常の資格取得料金より安く講座を受けることができます。

私の場合は、初任者研修の次に受けた実務者研修でこの制度を活用しました。その際には割引適用前が12万円ほどのでしたが適用後は4万円ほどで済みました。約3分の1の料金で済んだためこの支援制度はぜひとも活用したほうがいいです。

 

休日・休暇

有給休暇

大体、半年から10日ほど出ます。これはどこに行っても同じだと思います。

働かなくても給料出ます最高!

 

特別休暇(結婚、出産、慶弔等)

これは特別な日に休みがもらえます。

結婚や出産など皆さんにとって大事な日がお休みとなる場合があります。

特別休暇は、求人など細かく記載されていることが少ないため面接の際に直接聞くなど対策した方がいいですね。

なんかあったならちゃんと申請してくださいね…。

 

育児休暇

端的にいえば子供を育てて休んでいる期間は給料少し減るけどもらえますよってことですね当たり前に皆さんご存知ですよね…。

育児休暇などは申請した場合、会社は拒むことができませんので絶対に申請してください。

他にも代表的な特別休暇として介護休暇、生理休暇などがあります。

 

介護士で生活できる?

毎月の支出

食費2人分 【5万円】

日用品 【2万円】

固定費 【12万円】

特別費 【4万円】

合計 【23万円】

 

残り

税金など諸々天引きされて手元に残るのは21万円ほどになります。

手取り分から引いて計算すると

−2万円ほど…。

正直、生活は厳しいです。妻と私の二人暮らしの生活では私1人でのお給料では暮してはいけません。ですので、私は副収入として不用品販売などを行いマイナス分の補填をしております。その記事は、また機会があれば上げたいと思います。

 

まとめ

今回は、2人で生活していくためには私1人の稼ぎでは足りないと説明させていただきました。

ですが逆に1人で生活するのであれ生活費がマイナスになることは無いと思います。

まぁ、節約は必要になると思いますが…。

あとは、やはり介護士になるのに稼ごうと思う人はなかなかいないと思います。

稼ぎたいと考えるのであれば介護の世界じゃないほうが稼げると思うのでお勧めしないです。

私は、介護を通してきついだけではなく介護士としての魅力をお伝えできればと感じております。

このブログを通して少しでも介護職に少しでも興味を持っていただけるのであれば、ぜひとも介護士として新しい一歩を踏み出してみてください。